船舶用ディーゼルエンジン油
マリンC255
近年の船舶用機関は高性能、高出力、低燃費化が進んできており、さらに低品質の重質燃料が使用され、潤滑油に対する要求性能はさらに厳しくなってきています。 マリンシリーズは、主に3油種で構成されており、シリンダ油には「Cylinder」の頭文字を付けたCシリーズ、システム油には「System」の頭文字を付けたSシリーズ、トランクピストンエンジン油には「Trunk Piston」の頭文字を付けたTシリーズをラインナップしています。アルファベット後の数字は塩基価とSAE粘度分類を表しています。

用途

クロスヘッド型ディーゼル機関用シリンダの潤滑

特徴

1.超低硫黄燃料を使用するクロスヘッド型ディーゼル機関用シリンダ潤滑に最適です。
硫黄分0.1%以下の超低硫黄燃料を使用する MAN Diesel & Turbo、Win GD (Wartsila)などの大型高過給、高出力機関用シリンダ油として優れた性能を発揮します。

2. 酸中和性、耐摩耗性に優れ機関各部の寿命を 延長します
高塩基価シリンダ油が超低硫黄燃料で使用された場合、塩基価が過剰となるため、マリンC255では塩基価を25mgKOH/g に抑えています。しかし超低塩基価でも高い清浄・分散能力、卓越した酸中和能力、優れた油広がり性能および耐摩耗性を有し、シリンダ内部を清浄に保ち、またライナ・リング等の摩耗を最小限に抑え、長期無開放運転を可能とします。

3. 主機ライセンサーの認証を取得しています
MAN Diesel & Turbo社、Win GD (Wartsila)社の認証を取得しています。

仕様

200lドラム